いちご鼻をオロナインパックで治す方法
まずはいちご鼻について解説します。
いちご鼻とは
いちご鼻というのは、白や黒の角栓が毛穴に詰まりいちごの種のようになってしまった鼻のことです。
角栓というのは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まって固まったものです。最初は白色の角栓ですが、毛穴の中に長期間とどまり紫外線などの影響で酸化して黒く変色します。これがいちご鼻の原因になります。
一度いちご鼻になってしまうと、クレンジングや洗顔を普段通り行っただけでは、なかなか改善することができません。 また、過度なクレンジングや洗顔は角質を硬く厚くする原因となり、毛穴の出口が塞がれてしまうため毛穴が余計に詰まりやすくなってしまい、いちご鼻の原因になります。
「Tゾーン」といわれる鼻から額にかけての部位は皮脂腺が多くあり、皮脂が多く分泌されます。このTゾーンのテカリや毛穴の開きをカバーするために、毛穴を埋めるような下地を使ったり、ファンデーションを厚く塗ったりすることもあるかと思いますが、それらは毛穴を塞ぐことになりますので、さらに角栓ができていちご鼻が悪化してしまいます。
角栓が原因のいちご鼻に悩む方は、メイクの落とし忘れにも気をつけましょう。帰宅したらすぐに、クレンジング・洗顔をして、化粧やほこりや汚れた皮脂を落とします。これを心がけるだけで、角栓が出来づらくなり、いちご鼻の改善が期待できます。
さてここからが本題
オロナインパックについて
ネット界隈で話題になっているのが“オロナインパック”という美容法。ドラッグストアでも販売されている昔ながらのあの軟膏を使った毛穴ケア法なのですが、概要を解説いたします。
“オロナインパック”とは、その名のとおり『オロナインRH軟膏』で気になる鼻の毛穴部分を覆うように、オロナインをたっぷり塗り、しばらく放置してから1度洗い流した後、市販の吸着タイプの毛穴パックをすると、毛穴の汚れが“根こそぎ取れる!”という話題の毛穴ケア法です。
はたしていちご鼻改善にも効果があるのか下記???の手順で実践してみました。
(1)毛穴ケアの常識!ホットタオルで毛穴を開かせる
毛穴ケアは、やみくもにケアしても効率が悪い! まずは、ホットタオルで毛穴を十分に開かせてから行います。
(2)いよいよオロナイン軟膏を鼻に塗る
毛穴を十分に開かせたあとは、オロナイン軟膏を少し厚めに肌色が見えなくなる程度まで塗っていきます。
(3)オロナイン軟膏を塗った上からラップをかぶせ、待つこと15分
オロナイン軟膏を塗った上からラップをすることで、適度な保温・保湿効果があり、オロナイン軟膏がより毛穴に浸透しやすくなります。
(4)コットンでやさしく拭き取る
巷の女性が行っているオロナインパックは、ここで1度オロナイン軟膏を洗い流す作業に入りますが、筆者はその手間を省きます。それは、その後の手順に秘密があります。
(5)クレンジングオイルを鼻だけにクルクルなじませる
オロナイン軟膏を洗い流さず、拭き取ったのはここで毛穴のクレンジングをするためだからです。皮脂汚れを浮かせるためには、オイルクレンジングが最適。パックを行った鼻の部分だけにオイルをなじませ、やさしくクルクルなじませます。
(6)オイルをしっかり乳化させ、ぬるま湯で洗い流す
ここで初めて洗い流します。洗い流すのは水ではなく、ぬるま湯で。36℃〜38℃程度を目安に、しっかりとオイルを乳化させてから、すすぎ残しのないように流します。
清潔なタオルで拭き取ったあと、鏡をまじまじと覗き込むと……、気になっていた細かい小鼻部分の汚れまで気にならなくなっているではありませんか! 日頃の洗顔から気にかけている私でも、このパーツはしぶとく、悩みの絶えない箇所だっただけにビックリ。
それだけではありません。オロナイン軟膏で保湿されたためか、鼻の皮膚が潤いフワフワの柔らかい肌に変化していたのです。やはり、「オロナイン軟膏は美容にも効果が期待できる」という説を信じてもイイかな、という気に思わずなってしまうほど。
正確な理由については分からないままであるものの、個人的にはこの話題のパック法、”アリ”でした! メーカーが意図している商品の用途はかけ離れた使用法ではあるので自己責任とはなりますが、その仕事ッぷりに大満足の結果となりました。